一つひとつの治療に真摯に向き合いたい

10年先も見据えた治療を

2025.11.12更新

こんにちは。三軒茶屋の歯医者の曽我歯科医院三軒茶屋です。
朝晩の空気がぐっと冷たくなり、冬の訪れを感じる季節になりました。
当院では、今年もクリスマスの飾りつけをはじめました。
クリスマスツリー

 

受付や待合室には、クリスマスツリーとイルミネーションがきらめいています。
来院された皆さまが、少しでも明るい気持ちになっていただけたら嬉しいです。


お子さまにも人気のサンタさんとトナカイも登場しています。
診療の合間に、ぜひ探してみてください。

年末にかけてはご予約が混み合う時期です。
定期検診や気になる症状がある方は、ぜひお早めにご連絡ください。
三軒茶屋・上馬・野沢エリアから多くの患者さまにご来院いただいております。
今後とも曽我歯科医院三軒茶屋をよろしくお願いいたします。

 

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.11.11更新

「食べたらすぐ歯をみがきましょう」と言われますが、なぜなのでしょうか。その答えを示してくれるのが「ステファン曲線(Stephan curve)」というグラフです。ステファン曲線を見ると、甘いものをダラダラ食べることがどれほど歯に悪いかがよくわかります。


食べると口の中は酸性に傾く
食事やおやつを食べると、口の中の細菌が糖を分解して「酸」を作り出します。この酸によって歯の表面(エナメル質)が溶け始める現象を「脱灰(だっかい)」と呼びます。ステファン曲線では、食後すぐにpH(酸性度)が急激に下がり、pH5.5を下回ると歯が溶けるゾーンに入る様子が示されています。特に、間食や甘い飲み物を少しずつ長時間とると、pHが低い状態が続き、虫歯のリスクが一気に高まります。

 

ステファン曲線


唾液の働きで歯は回復する
幸いなことに、私たちの口の中には「唾液」という強い味方がいます。唾液には酸を中和する働きがあり、カルシウムやリンなどの成分を補って「歯を修復(再石灰化)」する力があります。

ステファン曲線では、食後しばらくしてpHがゆっくり上昇し、再び中性(pH7前後)に近づく様子が描かれます。つまり、唾液がしっかり働いていれば、脱灰で失われた部分をある程度取り戻すことができるのです。


虫歯予防のポイントは「時間」と「回数」
虫歯予防で重要なのは、「何を食べるか」よりも「どのくらいの頻度で食べるか」です。歯が酸にさらされる時間を短くし、再石灰化の時間を増やすことが虫歯予防につながります。具体的には次のような習慣を意識しましょう。


・甘い飲み物を少しずつ長時間飲まない
・食事やおやつの間隔を2〜3時間あける
・食後はフッ素入り歯みがき剤でケアする

 

これらを意識するだけで、ステファン曲線の「危険ゾーン」にいる時間を減らせます。


ステファン曲線が教えてくれること
ステファン曲線は、「食べる→酸性に傾く→唾液で中和して戻る」というお口の中の自然なリズムを示しています。このリズムを崩すのが、「甘いものをダラダラ食べる習慣」です。間食を控え、唾液がしっかり働ける時間を確保することが、虫歯を防ぐ一番の近道です。


曽我歯科医院三軒茶屋より
曽我歯科医院三軒茶屋では、虫歯予防・歯周病ケアインプラント審美歯科まで幅広く対応しています。
三軒茶屋・上馬・野沢エリアで歯の健康を守りたい方は、お気軽にご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.11.07更新

最近、ニュースで熊の出没がやたらと目につきます。山にいるはずの熊が住宅地に現れたり、通学路に出たり。怖い話ではありますが、どこか「人間と自然の距離」を考えさせられます。
熊が里に降りてくる理由は、どんぐりの不作や気候変動などいろいろあるようです。でも、突き詰めれば「人間が自然を変えてしまった」ということ。山の奥で暮らしていた熊が、生きるために境界を越えてくる。それは、少し前まで当たり前だった“自然のリズム”が崩れているサインでもあります。


■ 人もまた、“自然”から遠ざかっている
歯科の世界にも、似たような現象があります。昔に比べて、私たちは柔らかいものばかり食べるようになりました。噛む回数が減り、顎や筋肉の発達が弱くなり、かみ合わせや姿勢、呼吸のトラブルにつながることもあります。つまり、熊が人里に降りてきたように、人間もまた「自然な噛む生活」から離れてしまっているのかもしれません。


■ 「噛む」は、生きることそのもの
よく噛むという行為は、単なる食事の動作ではなく、身体や脳を元気に保つための“自然の仕組み”のひとつです。噛むことで唾液が出て、消化を助け、口の中をきれいに保ちます。そして、噛む刺激は脳を活性化し、心の安定にもつながると言われています。熊にとっての牙や顎の力が生きるための道具であるように、人にとっての「噛む力」も、生きる力の一部なのです。


■ もう少し、自然に戻ってみてもいいかも
歯医者として日々患者さんと接していると、「噛むこと」や「口を動かすこと」が、どれほど全身の健康や生活の質に関わっているかを実感します。自然とともに生きることは、山に行くことだけではありません。毎日の食事をしっかり噛むことも、小さな“自然回帰”のひとつなのかもしれませんね。


曽我歯科医院三軒茶屋では、かみ合わせや噛む力のバランスを整えることで、毎日の食事や会話が、少しでも心地よくなるようお手伝いしています。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.11.01更新

1. 誤嚥性肺炎とは
誤嚥(ごえん)とは、食べ物や唾液が誤って気管に入り、肺に細菌が侵入して炎症を起こすことをいいます。
特に高齢の方では、飲み込む力や咳き込む反射が弱まることで発症しやすく、命に関わることもあります。


2. なぜ起こるのか
誤嚥性肺炎の原因は、単に「食べ物を間違って飲み込むこと」だけではありません。
実は、口の中の細菌が多いことが大きく関係しています。
口の中を清掃しないまま寝る
入れ歯をつけたままにしている
舌や歯ぐきに汚れ(舌苔やプラーク)が多い
このような状態で唾液を飲み込むと、細菌ごと気管に入ってしまうことがあり、これが肺炎につながります。


3. 歯科医院でできる誤嚥性肺炎の予防
誤嚥性肺炎の予防には、定期的な口腔ケアが欠かせません。
当院では、歯科衛生士によるクリーニングを通して、歯や歯ぐき、舌の汚れを丁寧に除去しています。
また、入れ歯の調整や、噛み合わせの確認も重要です。
入れ歯が合わないと噛みにくくなり、飲み込みづらさの原因になることがあります。


4. ご家族の方へ
「食事中によくむせる」「夜中に咳き込む」「食後に熱が出やすい」といった症状がある場合は、誤嚥性肺炎のサインかもしれません。
まずはお口の中を清潔に保つことが第一歩です。
ご高齢の方ほど、歯科での定期的なクリーニングや入れ歯の点検が、肺炎予防に直結します。


5. まとめ
誤嚥性肺炎は、毎日の口腔ケアで予防できる病気です。
曽我歯科医院三軒茶屋では、誤嚥性肺炎のリスクを減らすためのお口の清掃・定期検診・入れ歯管理を重視しています。
三軒茶屋・上馬・野沢エリアで、ご家族の口腔ケアを任せられる歯科医院をお探しの方は、どうぞご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.10.15更新

こちらの患者様は、「右上の前歯が折れてしまった」とのことで来院されました。

前歯のインプラント術前
硬いものを噛んだ際にご自身の歯が破折しており、裏側には大きな割れ目が確認できました。
歯はグラグラと動揺し、残念ながらこのままでは安定して噛むことができない状態です。
このように歯が割れている場合、まずは歯を保護するための応急処置を行います。

隣の歯と接着剤で一時的に固定し、痛みやぐらつきを抑えた状態で精密検査を進めました。

インプラント前歯
CT撮影を行うと、割れ目が歯根の深い部分まで達していることが分かりました。
このようなケースでは、差し歯(クラウン)などの保存的治療では改善が難しく、
抜歯を前提とした治療計画が必要になります。
患者様に状態を丁寧にご説明し、十分なご理解とご同意をいただいた上で、
抜歯即時インプラント治療を行いました。

抜歯即時埋入インプラント

抜歯と同時にインプラントを埋入することで、
骨の吸収を最小限に抑えながら見た目と機能を早期に回復できます。

抜歯即時埋入インプラント
治療後は仮歯を経て、最終的に自然な色調のセラミッククラウンを装着し、
周囲の歯と調和した仕上がりになりました。

 

曽我歯科医院三軒茶屋では、このような前歯のインプラント治療も行っております。見た目の自然さや審美性が求められる前歯部では、骨や歯ぐきの形態を保ちながら治療を進めることが大切です。

 

当院では、状態に応じて抜歯即時埋入などの手法を用い、できるだけ骨の吸収を防ぎながら、見た目も機能も両立する治療を心がけています。CTによる精密診断とガイドシステムを併用することで、患者様の負担を最小限に抑えながら、安全で正確なインプラント治療を提供しています。「歯が折れてしまった」「前歯を自然に回復したい」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

※本症例は患者様の同意の上掲載しております。本治療は自由診療です。治療費:528,000円、治療期間:8ヶ月、リスク:手術後に歯茎の痛みや腫れが出ることがあります。定期的な検診・クリーニングを行わないとインプラント周囲炎を起こすことがあります。

 

 

 

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.10.13更新

歯茎の腫れは、「疲れかな」「そのうち引くだろう」と放置されやすい症状です。しかし実際には、歯や歯ぐき、さらには全身の状態が関係していることもあります。
今回は、歯茎が腫れる主な原因を、歯科医の立場からわかりやすくご紹介します。

 


 

1.歯肉炎・歯周炎

もっとも一般的な原因が歯周病(歯肉炎・歯周炎)です。
歯と歯ぐきの境目に細菌のかたまり(プラーク)が付着すると、歯ぐきが炎症を起こします。
初期の歯肉炎では赤く腫れたり出血したりしますが、放置すると歯を支える骨が溶けてしまう「歯周炎」へと進行します。
痛みが少ないまま進むため、定期的な検診とクリーニングが重要です。

 

2.根尖性歯周炎(歯の根の先の炎症)

虫歯が神経まで進行すると、歯の根の先に膿がたまり、歯茎が腫れることがあります。
歯ぐきにニキビのような膨らみができたり、噛むとズキズキ痛むのが特徴です。
治療は根管治療(歯の根の中をきれいにする治療)が中心で、重度の場合は外科的処置を行うこともあります。

 

3.歯根破折(歯の根が割れる)

神経を取った歯は脆くなりやすく、強い力で割れてしまうことがあります。
歯の根が割れると、その周囲に細菌が侵入して腫れや膿を繰り返します。
多くのケースで抜歯が必要ですが、インプラントやブリッジなど次の治療法を早めに相談することが大切です。

 

4.親知らず(智歯周囲炎)

親知らずの周りは歯ブラシが届きにくく、細菌がたまりやすい場所です。
特に一部だけ歯ぐきがかぶっている半埋伏の状態では、智歯周囲炎と呼ばれる炎症を起こします。
顎の痛みや口が開けづらい、リンパの腫れを伴うこともあります。
再発を繰り返す場合は、抜歯が推奨されます。

 

5.噛み合わせや外傷による炎症

硬いものを噛んだり、強い咬みしめや歯ぎしりなどで、特定の歯に過度な力がかかると歯の周囲組織が炎症を起こします。
見た目に腫れが出ることもあり、治療は咬合調整やマウスピースなどで負担を減らします。

 

6.薬の副作用(薬剤性歯肉増殖症)

降圧薬(カルシウム拮抗薬)や免疫抑制薬、抗てんかん薬などの副作用で歯ぐきが腫れることがあります。
歯ブラシだけでは改善しにくく、服薬内容の確認や主治医との連携が必要になります。

 

7.全身疾患(糖尿病・血液疾患など)

糖尿病のある方は、歯周病になりやすく治りにくい傾向があります。
また、白血病など血液の病気の初期症状として歯ぐきの腫れ・出血が見られることもあります。
歯ぐきの腫れが長引く場合、全身的な原因を調べることも大切です。

 

8.義歯や被せ物による刺激性炎症

合わない入れ歯や被せ物が慢性的に歯ぐきを刺激すると、局所的に赤く腫れることがあります。
放置すると線維性の盛り上がり(過形成)を起こすこともあり、調整や再製作が必要です。

 

9.その他の粘膜疾患(腫瘍・嚢胞など)

歯や歯周病とは関係のない粘膜疾患が原因となることもあります。
良性の嚢胞(のうほう)や線維腫、まれに腫瘍性の病変が見つかることもあります。
見た目では判断がつかないため、レントゲン・CT・生検による診断が欠かせません。

 


 

まとめ

歯茎の腫れは、歯周病や虫歯だけでなく、噛み合わせ、薬の副作用、全身疾患など多くの要因が関係しています。
軽い症状でも放置せず、歯科医院での正確な診断を受けることが大切です。

三軒茶屋の曽我歯科医院三軒茶屋では、歯周病治療から根の治療、外科的処置まで幅広く対応しています。
気になる腫れや違和感がある方は、お早めにご相談ください。

 

 

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.10.06更新

インプラントは本当に必要なのか?」
「やっぱりやらない方がいいのでは?」
患者さんからよくいただくご質問です。


結論から言えば、インプラントは万能ではなく、天然歯に勝るものはありません。
それでも、歯を失ったときに他の選択肢では支障が大きい場合、やむを得ず選ばれる治療法なのです。

インプラント


天然歯に勝るものはない
天然歯には 歯根膜 という特別な組織があり、噛む感覚を繊細に伝える役割を果たします。
また、歯周組織や骨との自然な結びつきは非常に強固で、人工物では完全に再現できません。
つまり、本当は自分の歯を残すことが最も望ましいのです。最優先は予防であり、天然歯を残すことです。
インプラントはあくまで代替手段であり、必要に応じてやむを得ず検討される治療と考えるのが適切です。


他の治療法と比較してみる


・ブリッジ
メリット:保険が使え、治療期間も短い。外科処置も不要。
デメリット:健康な隣の歯を削る必要があり、支台歯への負担が将来的に問題になることがある。


・部分入れ歯
メリット:外科手術が不要で、比較的安価。残っている歯をあまり削らずに済む場合がある。
デメリット:違和感が出やすく、噛む力が弱い。見た目や発音に影響することもある。


・そのまま放置
メリット:治療の手間も費用もかからない。短期的には不自由を感じない場合もある。
デメリット:時間の経過とともに隣の歯が倒れ込んだり、噛み合わせが崩れたりして、結果的に他の歯まで失う恐れがある。


インプラントが「やむを得ず」選ばれる理由
他の方法にも良い点はありますが、インプラントには
・隣の歯を削らずに済む
・噛む力を取り戻せる
・見た目が自然で違和感が少ない
・噛み合わせを長期的に維持しやすい
といった特徴があります。
もちろん、外科処置や費用、清掃管理などのデメリットも存在します。
そのため、誰にでも積極的に勧める治療ではなく、他の方法では対応が難しいときに、やむを得ず選択される治療法です。

手術
まとめ
インプラントは天然歯に勝るものではなく、万能でもありません。まず、最優先されるのは天然歯を残すことです。
ブリッジ・入れ歯・放置など、他の方法にもメリットとデメリットがあります。
その中で 「やむを得ずインプラントが最も適している」と判断される場合 に治療の選択肢となります。


歯を失ったとき、どの方法がベストかは人それぞれ異なります。
当院では、ブリッジ・入れ歯・インプラントのすべてについてご説明し、患者さまと一緒に「本当にやむを得ないのか」を考えながら最適な治療を選んでいます。


三軒茶屋でインプラント相談なら曽我歯科医院三軒茶屋へ
インプラントは避けられればよい治療ですが、やむを得ず必要になるケースもあります。
当院ではそれぞれの治療法を丁寧に説明し、患者さまが納得できる選択をサポートしています。
「やむを得ずインプラントが必要かもしれない」と感じている方も、まずはお気軽にご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.09.26更新

インプラント治療の成功を支える大切な仕組みが「オステオインテグレーション」です。直訳すると「骨と一体化する」という意味で、人工の歯根が顎の骨と強固に結合する現象のことを指します。三軒茶屋でインプラントを検討される方にもぜひ知っていただきたい重要なポイントです。


発見の歴史
この現象を最初に報告したのは、スウェーデンの整形外科医 ペル‐イングヴァール・ブローネマルク博士です。1950年代、動物実験でチタン製の器具を骨に埋め込んだ際、器具が骨と外せないほど結合していることを偶然発見しました。
これが「オステオインテグレーション」と名付けられ、その後の研究を経て歯科インプラント治療に応用され、現在では世界中で標準的に行われています。


生体反応としてのオステオインテグレーション
オステオインテグレーションは「骨がインプラント体を異物ではなく、受け入れて結合していく」生体の自然な反応です。
この結合には一定の時間がかかり、どんなに優れたインプラントでも埋入直後に最終的な被せ物(補綴物)を装着することはできません。
必ずオステオインテグレーションの完了を待つ必要があり、この待機期間を経て初めて、長期的に安定したインプラント治療が可能になります。

オステオインテグレーション 


治療での待機期間
インプラントと骨が結合するには時間が必要です。従来は下顎で2~3か月、上顎で3~6か月が一般的とされてきました。
近年はインプラント表面の改良や治療技術の進歩により、短期間で結合するケースも増えています。条件が良ければ抜歯と同時にインプラントを埋入し、短期間で仮歯を装着する「即時荷重」が可能な場合もあります。
しかし、仮歯はあくまで一時的なものであり、最終補綴物は必ずオステオインテグレーションを待ってから装着する という原則に変わりはありません。


まとめ
オステオインテグレーションはインプラント治療の基盤であり、骨とインプラントが生体反応として結合するプロセスです。1950年代の発見以来、世界中で活用され、曽我歯科医院三軒茶屋をはじめ多くの歯科医院で導入されています。
最終的な被せ物を装着できるのは、この結合が完成してからです。治療期間は症例ごとに異なるため、インプラントをお考えの方はまず歯科医師と十分に相談されることをおすすめします。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.09.24更新

「痛みもないし、むし歯もないから歯医者に行く必要はない」
そう思っていませんか? 実はこの考えが、将来的に大切な歯を失うきっかけになってしまうことがあります。 


1. 歯周病は静かに進行する病気
歯周病は“サイレントディジーズ(静かな病気)”と呼ばれ、初期にはほとんど症状が出ません。気づかないうちに歯ぐきが下がり、歯を支える骨が少しずつ溶けてしまいます。日本人が歯を失う原因の第一位はむし歯ではなく歯周病です。
特に歯石は歯ブラシでは落とせません。歯医者で専用の器具を使って除去する必要があります。放置すると歯周病が悪化してしまうため、定期的なクリーニングが欠かせません。


2. 根尖性歯周炎にも要注意
神経を取った歯は痛みを感じにくく、根の先に炎症(根尖性歯周炎)が起きても自覚できないことがあります。
しかも、この病気はレントゲン検査をしないと発見できません。つまり歯医者に行かないと気づけないのです。膿がたまって腫れや強い痛みが出てしまうケースもあり、放置すると抜歯が必要になることもあります。


3. 定期検診のメリット

 

・むし歯や歯周病を早期に発見・治療できる
専門的なクリーニングで歯石や着色を除去できる
・清潔で美しい口元を保ち、口臭予防にもつながる
・将来的なインプラントや入れ歯のリスクを減らせる

 

特におすすめの定期検診の頻度は、3〜4か月に一度です。
このペースで通うことで、トラブルを早めに見つけやすく、クリーニングでお口の環境もリセットできます。


4. 曽我歯科医院三軒茶屋の取り組み
当院は三軒茶屋駅から徒歩圏内にあり、三軒茶屋を中心に、上馬や野沢からも多くの患者さまにご来院いただいています。
土日も診療しているため、平日お忙しい方も通いやすい環境です。
定期検診やクリーニングはもちろん、
急な歯の痛みや詰め物・被せ物の脱離などにも対応しています。
地域のかかりつけ歯科医院として、安心して通っていただける診療体制を整えています。


まとめ
最後に歯医者へ行ったのはいつでしょうか?
むし歯がなくても歯医者に行くことは、歯の健康を長く守るために欠かせません。
歯石や根尖性歯周炎など、自宅では気づけない・取れない問題があるからこそ、定期的なチェックが大切です。
曽我歯科医院三軒茶屋では、三軒茶屋を中心に上馬、野沢からも多くの方にご来院いただいております。地域の皆さまのお口の健康を支えるため、幅広い治療と予防に取り組んでいます。どうぞお気軽にご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.09.18更新

インプラント治療は、失った歯を補い、噛む力や見た目を回復できる先進的な治療法です。
しかし本当に大切なのは「入れた後のケア」です。長期的に安定させるためには、治療後のメンテナンスと通いやすい環境が欠かせません。


インプラントはむし歯にならないが、歯周病にはなる
インプラントは人工物なのでむし歯にはなりません。
ただし「インプラント周囲炎」という歯周病に似た病気になることがあります。放置すると骨が吸収し、インプラントを失う原因となります。

 インプラント


生活圏で通える歯科医院を選ぶことが重要
インプラントは一度入れて終わりではなく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
だからこそ、自宅や職場から無理なく通える「生活圏」で治療を受けることが大切です。遠方の医院を選んでしまうと、通院が負担になりメンテナンスを中断してしまうリスクがあります。

 

他の歯との兼ね合いも考える必要がある
インプラントは単独で機能するだけではなく、隣の歯や噛み合わせとも深く関わっています。
他の歯に治療が必要になった場合、インプラントの清掃性や噛み合わせに影響が出ることもあります。お口全体を考えた治療計画が、インプラントを長持ちさせるためのポイントです。

 

三軒茶屋でインプラント治療とメンテナンス
曽我歯科医院三軒茶屋では、インプラントの埋入手術だけでなく、その後のメンテナンスや他の歯との調和を考えた総合的な治療を行っています。
三軒茶屋を中心に、上馬・野沢エリアからも多くの患者さんにご来院いただいており、土日診療にも対応しているため、平日お忙しい方にも安心です。

 

まとめ
インプラントは「入れてからが大事」です。
生活圏で通いやすい歯科医院を選び、他の歯とのバランスを考えながらメンテナンスを続けることで、インプラントを長く健康に保つことができます。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

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