一つひとつの治療に真摯に向き合いたい

10年先も見据えた治療を

2026.01.26更新

歯科医院で行うクリーニングの中でも、近年よく耳にするようになった「エアフロー」。

 

「コーヒーやタバコの着色を取るためのもの」と思われがちですが、実はそれだけではありません。当院では、見た目の改善だけでなく、歯周病予防・インプラントの長期安定のためにエアフローを活用しています。今回は、エアフローの本当の効果と、向いている方・注意点について歯科医の立場から解説します。

 

エアフローとは、微細なパウダーと水と空気を同時に噴射して、歯の表面や歯と歯ぐきの境目の汚れをやさしく除去するクリーニング機器です。従来のスケーラーやブラシと比べ、歯を傷つけにくく、歯ぐきへの刺激が少なく、細かい部分まで清掃しやすいのが特徴です。

 

エアフローの最大の価値は、着色除去だけでなく、バイオフィルム(細菌の膜)を効率よく除去できる点にあります。歯周病やインプラント周囲炎の原因となる細菌は、歯の表面に膜状に付着しますが、通常の歯みがきやうがいでは十分に除去できません。エアフローは歯の表面、歯ぐきの際、インプラント周囲、被せ物や矯正装置の周囲まで、やさしく確実に清掃することができます。つまり、見た目をきれいにするだけでなく、病気を予防するための治療でもあるのです。

 

特にインプラントやセラミックの被せ物が入っている方には重要です。これらの部位は汚れが残りやすく、通常の器具では傷がつきやすいこともあります。当院ではインプラント周囲炎の予防、被せ物の長期安定、再治療を減らす目的で、メンテナンス時にエアフローを取り入れています。

 

一方で、すべての方に万能というわけではありません。パウダーと水を噴射するため、細かい粉末や水が口の中に広がる感覚が苦手な方には不快に感じられることがあります。また、知覚過敏が強い方や、歯ぐきの炎症が非常に強い場合には刺激を感じやすく、通常のクリーニングの方が適しているケースもあります。そのため、当院ではお口の状態や患者さんの感覚に合わせて、方法や出力を調整し、無理にエアフローを行うことはありません。

 

おすすめなのは、コーヒー・紅茶・ワインをよく飲む方、タバコを吸う方、前歯の着色が気になる方、歯周病の治療やSPTを受けている方、インプラントや被せ物が多い方です。見た目の改善だけでなく、将来の歯を守るためのメンテナンスとして非常に有効です。

 

多くの方は「思ったより楽」「通常のクリーニングより快適」と感じられますが、違和感や刺激を感じる場合は遠慮なくお伝えください。状態に応じて通常の器具に切り替えることも可能です。

 

エアフローは、着色除去、見た目の改善、歯周病・インプラント周囲炎の予防、被せ物やインプラントの長期安定を同時に実現できる優れたメンテナンス治療です。一方で、体質やお口の状態によって向き不向きもあります。「きれいにする」ためだけでなく、10年後・20年後の歯を守るための選択肢のひとつとして、メンテナンス時にぜひご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2026.01.01更新

2026年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

新しい一年のスタートにあたり、改めて日々の診療の大切さを感じています。歯科医院にとって、技術や設備の充実はもちろん重要ですが、それと同じくらい、患者様との信頼関係や日々のコミュニケーションが大切だと考えています。ちょっとした不安や疑問を気軽に話していただける雰囲気づくりが、安心して治療を受けていただく第一歩になると考えております。

 

今年も患者様とのコミュニケーションを大切にしながら、一人ひとりに寄り添った丁寧な治療を心がけてまいります。治療内容だけでなく、通院のペースやお口のケアについても、その方の生活スタイルに合わせたご提案ができるよう努めていきたいと思います。

 

不安なことや気になることがあれば、どんな小さなことでもご相談ください。皆さまが安心して通える歯科医院であり続けられるよう、スタッフ一同、日々の診療に向き合ってまいります。

本年が皆さまにとって、健やかで実り多い一年となりますようお祈り申し上げます。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.12.26更新

年末が近づくと、仕事や行事で忙しくなり、生活のリズムが普段と少し変わってきます。忘年会や会食が増えたり、帰宅時間が遅くなったりする方も多いのではないでしょうか。こうした年末特有の過ごし方は、実はお口の状態にも少なからず影響します。

 

年末は食事の回数や内容が不規則になりやすい時期です。間食や夜遅い食事が増えると、歯みがきのタイミングがずれたり、いつもより簡単に済ませてしまったりすることもあります。その結果、「しみる感じが出てきた」「歯ぐきが腫れぼったい気がする」「詰め物が気になる」といった違和感を感じる方が増えてきます。

 

また、年末は寒さが厳しくなる季節でもあります。冷たい空気や飲み物によって、これまで気にならなかった歯がしみるように感じることもあります。こうした症状は一時的なこともありますが、むし歯や歯周病が背景にある場合もあり、放置すると年明けに痛みが強くなることも少なくありません。

 

一方で、年末は「区切りの時期」でもあります。今年一年を振り返り、新しい年を迎える準備をする中で、お口の状態を一度確認しておきたいと考える方も多いようです。大きな治療でなくても、気になっていた部分をチェックしておくだけで、年末年始を落ち着いて過ごしやすくなります。

 

忙しい時期ではありますが、特別なことをする必要はありません。いつも通りの歯みがきを心がけること、寝る前のケアを省略しないこと、それだけでも年末のお口のトラブルは防ぎやすくなります。少しでも違和感がある場合は、早めに相談することで安心につながることも多いものです。

 

年末年始は、家族や大切な人と過ごす時間が増える時期です。新しい年を気持ちよく迎えるためにも、年末のうちにお口の状態を整えておくことは、意外と大切な準備のひとつかもしれません。曽我歯科医院三軒茶屋の年内の診療は12月29日(月)の午前まで(最終受付12:00)となります。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.12.20更新

12月になると街の雰囲気が一気に変わり、クリスマスの話題が増えてきます。ケーキやチキン、家族や友人との食事など、楽しみが多い時期ですが、そもそもクリスマスがどのように始まった行事なのかを知る機会は意外と少ないかもしれません。

 

クリスマスは、イエス・キリストの誕生を記念する日として知られていますが、初期のキリスト教では誕生日を祝うこと自体がそれほど重要視されていたわけではありません。現在の12月25日という日付も、古代ローマで行われていた冬至の祭りと結びつき、後に定着したものと考えられています。もともとのクリスマスは、にぎやかなイベントというより、静かに過ごす宗教的な行事でした。

 

時代が進むにつれ、クリスマスは少しずつ形を変えていきます。中世ヨーロッパでは砂糖は非常に貴重なもので、特別な祝祭日にしか使われませんでした。そのため、甘いお菓子は「特別な日のごちそう」という位置づけでした。砂糖が一般に広まると、クリスマスにケーキやクッキー、キャンディーを家族で分け合う習慣が根づき、現在のようなイメージにつながっていきます。

 

こうした「甘いものが増える季節」は、歯科の立場から見ると少し特徴があります。年末に近づくにつれ、食事や間食の回数が増えたり、生活リズムが変わったりする方が多くなります。その結果、「しみる感じが出てきた」「詰め物が気になる」といった相談が増えることもあります。

 

とはいえ、クリスマスを楽しむこと自体が悪いわけではありません。甘いものを食べることも、家族や友人と過ごす時間も、年末ならではの大切なひとときです。少しだけ意識していただきたいのは、食後の歯みがきや、寝る前のケアをいつも通り続けることです。それだけでも、お口への負担はかなり変わってきます。

 

クリスマスは一年の締めくくりに近い時期でもあります。曽我歯科医院三軒茶屋では、年末年始を落ち着いて過ごしていただけるよう、日頃からお口の状態を確認することを大切にしています。何か気になることがあれば、気軽にご相談ください。楽しいクリスマスと、穏やかな新年を迎えるお手伝いができればと思います。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.12.09更新

インプラントは見た目も噛み心地も自然で、「自分の歯のように使える」治療です。ただ、周囲の歯ぐきや骨は天然歯と同じように変化するため、毎日のケアがとても大切になります。ここでは、インプラントをより長く、安心して使い続けるための優しいケアのポイントをまとめました。


■ インプラントは虫歯にならない
インプラントは、チタン製の人工歯根(インプラント体)に、セラミックなどの人工歯を組み合わせた構造になっています。このため、エナメル質や象牙質がなく、インプラント自体が虫歯になることはありません。ただし、周囲の歯ぐきは炎症を起こすことがあるため、清潔に保つ習慣が長く快適に使うためのポイントになります。

 

■ 自宅でできるインプラントの手入れ

① 歯ブラシは「やさしく丁寧に」インプラントだからといって強く磨く必要はありません。
ポイントは以下です:
・柔らかい毛の歯ブラシを使用
・歯と歯ぐきの境目を小刻みに
インプラント部分は1本ずつ意識して磨く
ゆっくり丁寧に磨くことで、清潔を保ちやすくなります。


② フロス・歯間ブラシの活用
インプラント周囲の清掃にはフロスが特に効果的です。
・単独インプラント → フロス
・ブリッジタイプ → スーパーフロス(芯があるブリッジ用のフロスです)
・歯間ブラシ → サイズ選びが重要
迷う場合は、診察時に最適なサイズを一緒に確認します。また、フロス・歯間ブラシは深く入れすぎると逆にインプラント周囲に炎症を引き起こすことがあります。適切なメンテナンス法については歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。


③ 歯磨き粉は“顆粒なし”のものを推奨
インプラントに特別な専用歯磨き粉は必要ありませんが、一部の顆粒(粒状の研磨剤)が入った歯磨き粉は使用を控えていただいています。理由は以下になります。

・顆粒がインプラントの周囲や歯ぐきに残りやすい
・粒子によっては歯ぐきを刺激しやすい
・表面を傷つけて汚れが付きやすくなる可能性がある

すべての顆粒入り製品が悪いわけではありませんが、インプラント部分はデリケートに扱いたいため、“やさしいタイプの歯磨き粉”が安心です。ご心配な方は、普段使っている歯磨き粉を来院時に見せていただければ確認します。


④ 夜だけでも“丁寧ケア”で十分効果
忙しい日でも、寝る前のケアを少しだけ丁寧にすることで、インプラント周囲の状態はより良く保てます。

 

■ トラブルを防ぐためのコツ
インプラントの部分は痛みが出にくいため、変化に気づきにくいことがあります。
次のようなときは、少し意識を向けてみてください:
・磨き残しが続いてしまう
・フロスや歯間ブラシの習慣が途切れた
インプラント周りの磨き方に不安がある
できるだけ気づいた時点で改善をするようにしましょう。

 

■ 歯科医院での定期メンテナンスが大切
自宅のケアと併せて、年2〜4回の歯科メンテナンスがインプラントの長持ちに役立ちます。


メンテナンス内容は:
インプラント周囲の歯ぐきの確認
・ポケットの深さや出血の有無
・バイオフィルム(細菌の膜)の除去
・噛み合わせのチェック
・上部構造やネジの状態の確認


医院でプロがチェックすることで、より良い状態をキープできます。

 

 

■ インプラントを長く使うために|三軒茶屋でインプラント治療を受けられた方へ

インプラント治療は、治療が終わってからのセルフケアと定期的なメンテナンスによって寿命が大きく変わります。三軒茶屋|上馬周辺でインプラント治療を受けられた方、これからインプラントをご検討中の方も、「インプラントの正しいお手入れ方法」や「インプラント周囲炎の予防」はとても重要なポイントです。

曽我歯科医院三軒茶屋では、インプラント治療後のケア方法や定期メンテナンスにも力を入れ、長期的に安心して噛めるお口の環境づくりをサポートしています。
インプラントのお手入れ方法や違和感、メンテナンスについて不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.12.01更新

本日12月1日、曽我歯科医院三軒茶屋は開院20年目を迎えました。2006年の開院から今日まで診療を続けてこられたのは、三軒茶屋・上馬・野沢を中心に通ってくださった多くの患者さまのおかげです。これまで支えていただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。


開院時はユニット3台、少人数のスタッフでのスタートでした。日々の診療に集中しながら、地域に根づいた歯科医院として少しずつ歩みを進めてきました。その後、患者さまの受け入れ体制を整えるために設備やスタッフを増やし、現在ではユニット4台で診療を行っています。開院時と比べると環境は変わりましたが、一人ひとりの患者さまを丁寧に診るという姿勢は変わっていません。


診療では「痛みに配慮すること」「わかりやすい説明をすること」「無理のない治療を提案すること」を心がけてきました。どのような治療にもメリットと限界があるため、できるだけ納得していただいたうえで進められるよう、丁寧なコミュニケーションを大切にしています。


また近年は、予防やメンテナンスのために継続して通院される方も少しずつ増えてきました。定期的にお口の状態を確認することは、むし歯や歯周病の早期発見・早期対応につながります。診療を続ける中で、改めてその重要性を感じる場面が多くなりました。これからも、日常の中で気軽に相談できる歯科医院でありたいと考えています。


20年目に入り、気持ちを新たにして診療に取り組んでまいります。お口のことで気になる症状がある方、しばらく歯科を受診していない方も、どうぞお気軽にご相談ください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.11.25更新

こんにちは。三軒茶屋の歯医者・曽我歯科医院三軒茶屋です。今回は「上顎第一大臼歯(じょうがくだいいちだいきゅうし)」についてお話しします。あまり聞き慣れない名前ですが、実はこの歯はお口の中で最も重要な歯のひとつです。一般的には「6歳臼歯(ろくさいきゅうし)」と呼ばれ、永久歯の中でも最初に生えてくる大臼歯です。


上顎第一大臼歯はどんな歯?
上顎第一大臼歯は、上の歯列の中央から数えて6番目の位置にある大きな歯で、左右に1本ずつ、計2本あります。6歳前後に永久歯として最初に生えますが、乳歯が抜けて生えるわけではなく、一番奥の乳歯のさらに奥に生えるのが特徴です。そのため、親御さんが気づかないうちに虫歯になってしまうことも少なくありません。


かみ合わせを決める「要の歯」
この歯は「かみ合わせの要」ともいわれます。すべての歯の位置関係(咬合関係)はこの歯を基準に決まるため、矯正治療でも「6歳臼歯の位置関係」は非常に重要です。この歯がずれて生えていたり、早期に失われたりすると、その後に生えてくる永久歯の並びやかみ合わせ全体に影響します。また、噛む力の中心を担うため、食べ物をしっかりすりつぶす役割を果たし、顎関節や筋肉のバランスにも関係しています。


虫歯になりやすい理由
上顎第一大臼歯は、永久歯の中でも特に虫歯になりやすい歯です。理由は三つあります。第一に、生えたばかりのエナメル質が未成熟で酸に弱いこと。第二に、奥に位置していて歯ブラシが届きにくいこと。第三に、噛む面に深い溝があり、プラークが溜まりやすい構造であることです。特に生えかけの時期は歯ぐきに半分隠れているため、見落としやすく注意が必要です。


上顎第一大臼歯を守るために
この大切な歯を守るためには、いくつかのポイントがあります。まず、フッ素塗布やフッ素入り歯磨きでエナメル質を強化しましょう。次に、噛む面の溝を樹脂で埋める「シーラント処置」により、汚れや細菌の侵入を防ぎます。特に6〜8歳のお子さんにおすすめです。そして、定期的な歯科検診を受けることで、初期虫歯や咬合の異常を早期に発見できます。


失うことで起こる影響
上顎第一大臼歯を失うと、かみ合わせのバランスが崩れ、他の歯への負担が増えます。その結果、周囲の歯の寿命が短くなったり、顔の下半分のバランスが変化して老けて見えることもあります。そのため、もし失ってしまった場合でも、インプラントやブリッジなどでしっかり機能を回復させることが大切です。


曽我歯科医院三軒茶屋での取り組み
三軒茶屋の曽我歯科医院三軒茶屋では、この6歳臼歯を含む奥歯の健康を守るため、予防・修復・咬合の3つの視点から診療を行っています。小児期からの定期管理(シーラント・フッ素塗布)、セラミックによる精密修復(金属を使わない自然な治療)、そして咬み合わせの総合評価(スプリントや咬合調整)など、患者さま一人ひとりに合ったケアをご提案しています。一度失うと取り戻すのが難しい歯だからこそ、早期の予防と管理が生涯の歯の健康を左右します。


まとめ
上顎第一大臼歯は、噛む力やかみ合わせ、顔のバランスなど、すべての基礎を支える「要の歯」です。永久歯の中で最も早く生えてくるこの歯を守ることが、将来の歯列や全身の健康を守る第一歩といえるでしょう。三軒茶屋・上馬・野沢エリアで、歯の管理や奥歯の虫歯・咬合でお悩みの方は、ぜひ曽我歯科医院三軒茶屋までご相談ください。

 

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.11.12更新

こんにちは。三軒茶屋の歯医者の曽我歯科医院三軒茶屋です。
朝晩の空気がぐっと冷たくなり、冬の訪れを感じる季節になりました。
当院では、今年もクリスマスの飾りつけをはじめました。
クリスマスツリー

 

受付や待合室には、クリスマスツリーとイルミネーションがきらめいています。
来院された皆さまが、少しでも明るい気持ちになっていただけたら嬉しいです。


お子さまにも人気のサンタさんとトナカイも登場しています。
診療の合間に、ぜひ探してみてください。

年末にかけてはご予約が混み合う時期です。
定期検診や気になる症状がある方は、ぜひお早めにご連絡ください。
三軒茶屋・上馬・野沢エリアから多くの患者さまにご来院いただいております。
今後とも曽我歯科医院三軒茶屋をよろしくお願いいたします。

 

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.11.11更新

「食べたらすぐ歯をみがきましょう」と言われますが、なぜなのでしょうか。その答えを示してくれるのが「ステファン曲線(Stephan curve)」というグラフです。ステファン曲線を見ると、甘いものをダラダラ食べることがどれほど歯に悪いかがよくわかります。


食べると口の中は酸性に傾く
食事やおやつを食べると、口の中の細菌が糖を分解して「酸」を作り出します。この酸によって歯の表面(エナメル質)が溶け始める現象を「脱灰(だっかい)」と呼びます。ステファン曲線では、食後すぐにpH(酸性度)が急激に下がり、pH5.5を下回ると歯が溶けるゾーンに入る様子が示されています。特に、間食や甘い飲み物を少しずつ長時間とると、pHが低い状態が続き、虫歯のリスクが一気に高まります。

 

ステファン曲線


唾液の働きで歯は回復する
幸いなことに、私たちの口の中には「唾液」という強い味方がいます。唾液には酸を中和する働きがあり、カルシウムやリンなどの成分を補って「歯を修復(再石灰化)」する力があります。

ステファン曲線では、食後しばらくしてpHがゆっくり上昇し、再び中性(pH7前後)に近づく様子が描かれます。つまり、唾液がしっかり働いていれば、脱灰で失われた部分をある程度取り戻すことができるのです。


虫歯予防のポイントは「時間」と「回数」
虫歯予防で重要なのは、「何を食べるか」よりも「どのくらいの頻度で食べるか」です。歯が酸にさらされる時間を短くし、再石灰化の時間を増やすことが虫歯予防につながります。具体的には次のような習慣を意識しましょう。


・甘い飲み物を少しずつ長時間飲まない
・食事やおやつの間隔を2〜3時間あける
・食後はフッ素入り歯みがき剤でケアする

 

これらを意識するだけで、ステファン曲線の「危険ゾーン」にいる時間を減らせます。


ステファン曲線が教えてくれること
ステファン曲線は、「食べる→酸性に傾く→唾液で中和して戻る」というお口の中の自然なリズムを示しています。このリズムを崩すのが、「甘いものをダラダラ食べる習慣」です。間食を控え、唾液がしっかり働ける時間を確保することが、虫歯を防ぐ一番の近道です。


曽我歯科医院三軒茶屋より
曽我歯科医院三軒茶屋では、虫歯予防・歯周病ケアインプラント審美歯科まで幅広く対応しています。
三軒茶屋・上馬・野沢エリアで歯の健康を守りたい方は、お気軽にご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.11.07更新

最近、ニュースで熊の出没がやたらと目につきます。山にいるはずの熊が住宅地に現れたり、通学路に出たり。怖い話ではありますが、どこか「人間と自然の距離」を考えさせられます。
熊が里に降りてくる理由は、どんぐりの不作や気候変動などいろいろあるようです。でも、突き詰めれば「人間が自然を変えてしまった」ということ。山の奥で暮らしていた熊が、生きるために境界を越えてくる。それは、少し前まで当たり前だった“自然のリズム”が崩れているサインでもあります。


■ 人もまた、“自然”から遠ざかっている
歯科の世界にも、似たような現象があります。昔に比べて、私たちは柔らかいものばかり食べるようになりました。噛む回数が減り、顎や筋肉の発達が弱くなり、かみ合わせや姿勢、呼吸のトラブルにつながることもあります。つまり、熊が人里に降りてきたように、人間もまた「自然な噛む生活」から離れてしまっているのかもしれません。


■ 「噛む」は、生きることそのもの
よく噛むという行為は、単なる食事の動作ではなく、身体や脳を元気に保つための“自然の仕組み”のひとつです。噛むことで唾液が出て、消化を助け、口の中をきれいに保ちます。そして、噛む刺激は脳を活性化し、心の安定にもつながると言われています。熊にとっての牙や顎の力が生きるための道具であるように、人にとっての「噛む力」も、生きる力の一部なのです。


■ もう少し、自然に戻ってみてもいいかも
歯医者として日々患者さんと接していると、「噛むこと」や「口を動かすこと」が、どれほど全身の健康や生活の質に関わっているかを実感します。自然とともに生きることは、山に行くことだけではありません。毎日の食事をしっかり噛むことも、小さな“自然回帰”のひとつなのかもしれませんね。


曽我歯科医院三軒茶屋では、かみ合わせや噛む力のバランスを整えることで、毎日の食事や会話が、少しでも心地よくなるようお手伝いしています。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

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