一つひとつの治療に真摯に向き合いたい

10年先も見据えた治療を

2025.11.12更新

こんにちは。三軒茶屋の歯医者の曽我歯科医院三軒茶屋です。
朝晩の空気がぐっと冷たくなり、冬の訪れを感じる季節になりました。
当院では、今年もクリスマスの飾りつけをはじめました。
クリスマスツリー

 

受付や待合室には、クリスマスツリーとイルミネーションがきらめいています。
来院された皆さまが、少しでも明るい気持ちになっていただけたら嬉しいです。


お子さまにも人気のサンタさんとトナカイも登場しています。
診療の合間に、ぜひ探してみてください。

年末にかけてはご予約が混み合う時期です。
定期検診や気になる症状がある方は、ぜひお早めにご連絡ください。
三軒茶屋・上馬・野沢エリアから多くの患者さまにご来院いただいております。
今後とも曽我歯科医院三軒茶屋をよろしくお願いいたします。

 

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.11.11更新

「食べたらすぐ歯をみがきましょう」と言われますが、なぜなのでしょうか。その答えを示してくれるのが「ステファン曲線(Stephan curve)」というグラフです。ステファン曲線を見ると、甘いものをダラダラ食べることがどれほど歯に悪いかがよくわかります。


食べると口の中は酸性に傾く
食事やおやつを食べると、口の中の細菌が糖を分解して「酸」を作り出します。この酸によって歯の表面(エナメル質)が溶け始める現象を「脱灰(だっかい)」と呼びます。ステファン曲線では、食後すぐにpH(酸性度)が急激に下がり、pH5.5を下回ると歯が溶けるゾーンに入る様子が示されています。特に、間食や甘い飲み物を少しずつ長時間とると、pHが低い状態が続き、虫歯のリスクが一気に高まります。

 

ステファン曲線


唾液の働きで歯は回復する
幸いなことに、私たちの口の中には「唾液」という強い味方がいます。唾液には酸を中和する働きがあり、カルシウムやリンなどの成分を補って「歯を修復(再石灰化)」する力があります。

ステファン曲線では、食後しばらくしてpHがゆっくり上昇し、再び中性(pH7前後)に近づく様子が描かれます。つまり、唾液がしっかり働いていれば、脱灰で失われた部分をある程度取り戻すことができるのです。


虫歯予防のポイントは「時間」と「回数」
虫歯予防で重要なのは、「何を食べるか」よりも「どのくらいの頻度で食べるか」です。歯が酸にさらされる時間を短くし、再石灰化の時間を増やすことが虫歯予防につながります。具体的には次のような習慣を意識しましょう。


・甘い飲み物を少しずつ長時間飲まない
・食事やおやつの間隔を2〜3時間あける
・食後はフッ素入り歯みがき剤でケアする

 

これらを意識するだけで、ステファン曲線の「危険ゾーン」にいる時間を減らせます。


ステファン曲線が教えてくれること
ステファン曲線は、「食べる→酸性に傾く→唾液で中和して戻る」というお口の中の自然なリズムを示しています。このリズムを崩すのが、「甘いものをダラダラ食べる習慣」です。間食を控え、唾液がしっかり働ける時間を確保することが、虫歯を防ぐ一番の近道です。


曽我歯科医院三軒茶屋より
曽我歯科医院三軒茶屋では、虫歯予防・歯周病ケアインプラント審美歯科まで幅広く対応しています。
三軒茶屋・上馬・野沢エリアで歯の健康を守りたい方は、お気軽にご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.11.07更新

最近、ニュースで熊の出没がやたらと目につきます。山にいるはずの熊が住宅地に現れたり、通学路に出たり。怖い話ではありますが、どこか「人間と自然の距離」を考えさせられます。
熊が里に降りてくる理由は、どんぐりの不作や気候変動などいろいろあるようです。でも、突き詰めれば「人間が自然を変えてしまった」ということ。山の奥で暮らしていた熊が、生きるために境界を越えてくる。それは、少し前まで当たり前だった“自然のリズム”が崩れているサインでもあります。


■ 人もまた、“自然”から遠ざかっている
歯科の世界にも、似たような現象があります。昔に比べて、私たちは柔らかいものばかり食べるようになりました。噛む回数が減り、顎や筋肉の発達が弱くなり、かみ合わせや姿勢、呼吸のトラブルにつながることもあります。つまり、熊が人里に降りてきたように、人間もまた「自然な噛む生活」から離れてしまっているのかもしれません。


■ 「噛む」は、生きることそのもの
よく噛むという行為は、単なる食事の動作ではなく、身体や脳を元気に保つための“自然の仕組み”のひとつです。噛むことで唾液が出て、消化を助け、口の中をきれいに保ちます。そして、噛む刺激は脳を活性化し、心の安定にもつながると言われています。熊にとっての牙や顎の力が生きるための道具であるように、人にとっての「噛む力」も、生きる力の一部なのです。


■ もう少し、自然に戻ってみてもいいかも
歯医者として日々患者さんと接していると、「噛むこと」や「口を動かすこと」が、どれほど全身の健康や生活の質に関わっているかを実感します。自然とともに生きることは、山に行くことだけではありません。毎日の食事をしっかり噛むことも、小さな“自然回帰”のひとつなのかもしれませんね。


曽我歯科医院三軒茶屋では、かみ合わせや噛む力のバランスを整えることで、毎日の食事や会話が、少しでも心地よくなるようお手伝いしています。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.11.01更新

1. 誤嚥性肺炎とは
誤嚥(ごえん)とは、食べ物や唾液が誤って気管に入り、肺に細菌が侵入して炎症を起こすことをいいます。
特に高齢の方では、飲み込む力や咳き込む反射が弱まることで発症しやすく、命に関わることもあります。


2. なぜ起こるのか
誤嚥性肺炎の原因は、単に「食べ物を間違って飲み込むこと」だけではありません。
実は、口の中の細菌が多いことが大きく関係しています。
口の中を清掃しないまま寝る
入れ歯をつけたままにしている
舌や歯ぐきに汚れ(舌苔やプラーク)が多い
このような状態で唾液を飲み込むと、細菌ごと気管に入ってしまうことがあり、これが肺炎につながります。


3. 歯科医院でできる誤嚥性肺炎の予防
誤嚥性肺炎の予防には、定期的な口腔ケアが欠かせません。
当院では、歯科衛生士によるクリーニングを通して、歯や歯ぐき、舌の汚れを丁寧に除去しています。
また、入れ歯の調整や、噛み合わせの確認も重要です。
入れ歯が合わないと噛みにくくなり、飲み込みづらさの原因になることがあります。


4. ご家族の方へ
「食事中によくむせる」「夜中に咳き込む」「食後に熱が出やすい」といった症状がある場合は、誤嚥性肺炎のサインかもしれません。
まずはお口の中を清潔に保つことが第一歩です。
ご高齢の方ほど、歯科での定期的なクリーニングや入れ歯の点検が、肺炎予防に直結します。


5. まとめ
誤嚥性肺炎は、毎日の口腔ケアで予防できる病気です。
曽我歯科医院三軒茶屋では、誤嚥性肺炎のリスクを減らすためのお口の清掃・定期検診・入れ歯管理を重視しています。
三軒茶屋・上馬・野沢エリアで、ご家族の口腔ケアを任せられる歯科医院をお探しの方は、どうぞご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

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