一つひとつの治療に真摯に向き合いたい

10年先も見据えた治療を

2025.09.03更新

大人になったら自然に歯磨きが上手くなる…本当にそうでしょうか?
小さい頃から毎日歯を磨いてきたから「もう正しく磨けているはず」と思う方が多いですが、実は大人になっても自己流のままというケースがほとんどです。


自己流の歯磨きで起こりやすいこと
・磨いているつもりでも、歯と歯の間や奥歯の溝に汚れが残ってしまう
・歯並びや噛み合わせによって、歯ブラシが届かない部分ができる
・結果として、むし歯や歯周病のリスクが高くなる


歯ブラシだけでは不十分?
実は歯ブラシだけで落とせる汚れは約6割と言われています。
残りの汚れは歯と歯の間や歯ぐきの境目に潜んでおり、これがむし歯や歯周病の原因になります。
そこで大切なのが…
・デンタルフロス → 歯と歯の間の汚れをキャッチ
・歯間ブラシ → 広めの隙間や歯ぐきまわりを清掃
これらをプラスすることで、ようやく「磨き残しを減らす」ことができます。

 

曽我歯科医院三軒茶屋でお伝えしていること
三軒茶屋の曽我歯科医院三軒茶屋では、歯科衛生士がお一人おひとりに合わせたケア方法をご紹介しています。
・歯ブラシの選び方や動かし方
・フロスや歯間ブラシの使い方のコツ
・ライフスタイルに合わせたセルフケアの工夫
「指導する」というより、一緒に習慣を見直していくサポートと考えていただければ嬉しいです。

 

まとめ
歯磨きは、大人になったからといって自然に上達するものではありません。
自己流のまま続けていると、磨き残しがトラブルの原因になります。
フロスや歯間ブラシを取り入れて、プロからのアドバイスをヒントにすれば、きっと毎日の歯磨きがもっと効果的になります。
三軒茶屋で「正しい歯磨きやセルフケア」を知りたい方は、ぜひ曽我歯科医院三軒茶屋にご相談ください。

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.08.30更新

「電動歯ブラシにすれば完璧?」…実はそうとも限りません
今では多くの方が電動歯ブラシを使っています。
「手磨きよりもしっかり磨けるの?」と気になる方も多いですが、実際にはそれぞれにメリットがあり、上手に使い分けるのが理想的です。

 

電動歯ブラシのメリットと注意点
・効率的に汚れを落とせる
 振動や回転のパワーで、短時間で歯の表面がつるつるになりやすい。
・一定のリズムで磨ける
 力加減や動きが安定するので、手磨きが苦手な方にも安心。
・正しい使い方が必要
 ゴシゴシ動かす必要はなく、軽く歯に当てるだけで十分。

 

手磨きのメリットと注意点
・どこでも手軽に使える
 職場や外出先のランチ後などでもすぐに磨ける。
・細かく動かせる
 奥歯の裏や細かい部分は自分の感覚で調整できる。
・自己流になりやすい
 長年の癖で磨き残しが出やすい。

 

歯科医の体験談:25年以上の電動ブラシ使用経験から
私は25年以上、電動歯ブラシを使っています。
初めて使ったときは「歯がこんなにつるつるになるのか」と驚いたのを今でも覚えています。
ただし、生活の中ですべてを電動にしているわけではありません。

 

朝晩は自宅で電動ブラシを使用 → 短時間でも安定してツルツルの仕上がりになる
ランチの後は仕事場で手磨き → 手軽にリフレッシュできる

 

このように、シーンによって使い分けるスタイルが現実的で続けやすいと感じています。

 

曽我歯科医院三軒茶屋のおすすめスタイル
曽我歯科医院三軒茶屋では、患者さんに「どちらが正しいか」を一方的に決めるのではなく、ライフスタイルに合わせたセルフケアをご提案しています。
・自宅では電動ブラシで効率的に
・外出先では手磨きで手軽に
・そしてフロスや歯間ブラシを併用
このような組み合わせも磨き残しを減らすひとつのやり方ではないでしょうか。


まとめ
電動歯ブラシも手磨きも、それぞれの良さがあります。
大切なのは「どちらか一方に決める」ことではなく、シーンに応じて使い分けること。
三軒茶屋で電動歯ブラシやセルフケアについて相談したい方は、ぜひ曽我歯科医院三軒茶屋にご相談ください。

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.08.21更新

歯周病治療の一般的な流れ

~検査からスケーリング・SRP・再評価まで~

歯ぐきの出血や腫れ、口臭が気になる場合は、歯周病の可能性があります。歯周病は静かに進行する病気で、早期の対応がとても重要です。
多くの歯科医院では、歯周病治療を段階的に進め、検査と再評価を繰り返しながら改善を目指していきます。以下はその一般的な流れです。

 

1. 歯周病検査
まずは歯周ポケットの深さ、出血の有無、歯の動揺などを調べ、歯周病の進行度を把握します。

 

2. スケーリング(歯石除去)
初期の段階では、歯の表面や歯ぐき周囲に付着した歯石や細菌を専用の器具で取り除きます。これを スケーリング と呼びます。ブラッシングでは落とせない汚れを除去することで、炎症が改善することがあります。

 

3. 再評価(1回目)
スケーリング後にもう一度検査を行い、歯ぐきの状態がどの程度改善したかを確認します。

 

4. SRP(スケーリング・ルートプレーニング)
再評価でまだ深い歯周ポケットが残っている場合は、歯ぐきの奥に付着した歯石や感染源を取り除きます。これが SRP(スケーリング・ルートプレーニング) です。歯根表面を滑らかに整え、歯周組織の回復を促します。

 

5. 再評価(2回目)
SRPの後に再度検査を行い、改善度を確認します。状態が安定すれば定期検診・メインテナンスに移行し、改善が不十分な場合はさらに処置が検討されます。

 

まとめ
歯周病治療は、「検査 → スケーリング → 再評価 → SRP → 再評価」 というステップを踏むのが一般的です。
段階を追って治療することで、より確実に改善を目指すことができます。
「歯ぐきが腫れている」「歯周病が心配」という方は、まず歯科医院での検査をおすすめします。

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.08.18更新

1. 「フッ素」という言葉の誤解
近年ニュースなどで「PFAS(有機フッ素化合物)」の環境汚染が話題になっています。
この影響で「フッ素=体に悪いのでは?」と心配される方が少なくありません。
しかし、歯科で使われるフッ素とPFASはまったく異なる物質です。


2. 歯科で使うフッ素とは?
歯磨き粉やフッ素塗布で使われるフッ素は、正しくは フッ化物(フッ素イオンを含む無機化合物) です。
歯のエナメル質を強くする
初期の虫歯を修復する(再石灰化作用)
虫歯菌の活動を抑制する
といった効果があり、世界中で虫歯予防の基本として使われています。
歯科で使用するフッ素は、自然界の水や食べ物にも含まれている成分であり、適切な量であれば安全です。


3. PFAS(有機フッ素化合物)とは?
PFASは「人工的に作られた有機フッ素化合物」の総称です。
・撥水加工、消火剤、フライパンのコーティングなどに使われる
・自然界で分解されにくく「永遠の化学物質」と呼ばれる
・環境汚染や体内残留が問題視されている
つまり、PFASは 産業用途の化学物質 であり、歯科のフッ素とは構造も性質も異なります。


4. まとめ
ニュースで話題のPFASと、歯科で使われるフッ素は 名前が似ているだけで、まったく別の物質 です。
安心してフッ素入り歯磨き粉を使い、虫歯予防に役立ててください。

 

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.08.17更新

1. 歯石とは?
歯石は、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)が唾液中のミネラルと結合して硬くなったものです。
見た目は白や黄ばみ、あるいは黒っぽく変色し、歯ぐきの近くや歯と歯の間に強く付着します。


2. 歯ブラシで取れない理由
「毎日きちんと磨いているから大丈夫」と思われがちですが、一度歯石になってしまうと歯ブラシでは落とせません。
歯石は石のように硬化して歯面に強固に付着する
表面がザラザラしており、さらに汚れがつきやすくなる
歯磨きで落とせるのは“歯垢(プラーク)”までで、歯石は専用器具が必要
そのため、家庭でのケアだけでは限界があり、歯石は必ず専門的なクリーニングで除去する必要があります。


3. 歯石を放置するとどうなる?
歯石は見た目の問題だけでなく、お口の健康に大きな影響を与えます。
歯周病の進行:歯石の表面は細菌の温床となり、歯ぐきの炎症を悪化させます。
口臭の原因:歯石に付着した細菌が嫌なにおいを発生させます。
歯ぐきの腫れや出血:炎症が慢性化し、歯肉炎から歯周炎へと進行します。
放置すれば歯を支える骨が溶け、最終的に歯を失うリスクもあります。


4. 歯科医院での定期的なメンテナンス
曽我歯科医院三軒茶屋では、専用のスケーラーや超音波機器を用いて歯石を除去します。
さらに、歯石がつきにくくするための磨き方や、予防プログラムもご提案しています。
**ポイントは「定期的な通院」**です。
3~6か月に1回のクリーニングでお口をリセット
虫歯や歯周病を早期発見・早期治療
将来的な大きな治療を予防


5. まとめ
歯石は一度付いてしまうと、歯ブラシでは除去できません。
見た目の問題だけでなく、歯周病や口臭のリスクを高めます。
お口の健康を守るためには、歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。

 

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

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