一つひとつの治療に真摯に向き合いたい

10年先も見据えた治療を

2025.10.06更新

インプラントは本当に必要なのか?」
「やっぱりやらない方がいいのでは?」
患者さんからよくいただくご質問です。


結論から言えば、インプラントは万能ではなく、天然歯に勝るものはありません。
それでも、歯を失ったときに他の選択肢では支障が大きい場合、やむを得ず選ばれる治療法なのです。

インプラント


天然歯に勝るものはない
天然歯には 歯根膜 という特別な組織があり、噛む感覚を繊細に伝える役割を果たします。
また、歯周組織や骨との自然な結びつきは非常に強固で、人工物では完全に再現できません。
つまり、本当は自分の歯を残すことが最も望ましいのです。最優先は予防であり、天然歯を残すことです。
インプラントはあくまで代替手段であり、必要に応じてやむを得ず検討される治療と考えるのが適切です。


他の治療法と比較してみる


・ブリッジ
メリット:保険が使え、治療期間も短い。外科処置も不要。
デメリット:健康な隣の歯を削る必要があり、支台歯への負担が将来的に問題になることがある。


・部分入れ歯
メリット:外科手術が不要で、比較的安価。残っている歯をあまり削らずに済む場合がある。
デメリット:違和感が出やすく、噛む力が弱い。見た目や発音に影響することもある。


・そのまま放置
メリット:治療の手間も費用もかからない。短期的には不自由を感じない場合もある。
デメリット:時間の経過とともに隣の歯が倒れ込んだり、噛み合わせが崩れたりして、結果的に他の歯まで失う恐れがある。


インプラントが「やむを得ず」選ばれる理由
他の方法にも良い点はありますが、インプラントには
・隣の歯を削らずに済む
・噛む力を取り戻せる
・見た目が自然で違和感が少ない
・噛み合わせを長期的に維持しやすい
といった特徴があります。
もちろん、外科処置や費用、清掃管理などのデメリットも存在します。
そのため、誰にでも積極的に勧める治療ではなく、他の方法では対応が難しいときに、やむを得ず選択される治療法です。

手術
まとめ
インプラントは天然歯に勝るものではなく、万能でもありません。まず、最優先されるのは天然歯を残すことです。
ブリッジ・入れ歯・放置など、他の方法にもメリットとデメリットがあります。
その中で 「やむを得ずインプラントが最も適している」と判断される場合 に治療の選択肢となります。


歯を失ったとき、どの方法がベストかは人それぞれ異なります。
当院では、ブリッジ・入れ歯・インプラントのすべてについてご説明し、患者さまと一緒に「本当にやむを得ないのか」を考えながら最適な治療を選んでいます。


三軒茶屋でインプラント相談なら曽我歯科医院三軒茶屋へ
インプラントは避けられればよい治療ですが、やむを得ず必要になるケースもあります。
当院ではそれぞれの治療法を丁寧に説明し、患者さまが納得できる選択をサポートしています。
「やむを得ずインプラントが必要かもしれない」と感じている方も、まずはお気軽にご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.09.26更新

インプラント治療の成功を支える大切な仕組みが「オステオインテグレーション」です。直訳すると「骨と一体化する」という意味で、人工の歯根が顎の骨と強固に結合する現象のことを指します。三軒茶屋でインプラントを検討される方にもぜひ知っていただきたい重要なポイントです。


発見の歴史
この現象を最初に報告したのは、スウェーデンの整形外科医 ペル‐イングヴァール・ブローネマルク博士です。1950年代、動物実験でチタン製の器具を骨に埋め込んだ際、器具が骨と外せないほど結合していることを偶然発見しました。
これが「オステオインテグレーション」と名付けられ、その後の研究を経て歯科インプラント治療に応用され、現在では世界中で標準的に行われています。


生体反応としてのオステオインテグレーション
オステオインテグレーションは「骨がインプラント体を異物ではなく、受け入れて結合していく」生体の自然な反応です。
この結合には一定の時間がかかり、どんなに優れたインプラントでも埋入直後に最終的な被せ物(補綴物)を装着することはできません。
必ずオステオインテグレーションの完了を待つ必要があり、この待機期間を経て初めて、長期的に安定したインプラント治療が可能になります。

オステオインテグレーション 


治療での待機期間
インプラントと骨が結合するには時間が必要です。従来は下顎で2~3か月、上顎で3~6か月が一般的とされてきました。
近年はインプラント表面の改良や治療技術の進歩により、短期間で結合するケースも増えています。条件が良ければ抜歯と同時にインプラントを埋入し、短期間で仮歯を装着する「即時荷重」が可能な場合もあります。
しかし、仮歯はあくまで一時的なものであり、最終補綴物は必ずオステオインテグレーションを待ってから装着する という原則に変わりはありません。


まとめ
オステオインテグレーションはインプラント治療の基盤であり、骨とインプラントが生体反応として結合するプロセスです。1950年代の発見以来、世界中で活用され、曽我歯科医院三軒茶屋をはじめ多くの歯科医院で導入されています。
最終的な被せ物を装着できるのは、この結合が完成してからです。治療期間は症例ごとに異なるため、インプラントをお考えの方はまず歯科医師と十分に相談されることをおすすめします。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.09.18更新

インプラント治療は、失った歯を補い、噛む力や見た目を回復できる先進的な治療法です。
しかし本当に大切なのは「入れた後のケア」です。長期的に安定させるためには、治療後のメンテナンスと通いやすい環境が欠かせません。


インプラントはむし歯にならないが、歯周病にはなる
インプラントは人工物なのでむし歯にはなりません。
ただし「インプラント周囲炎」という歯周病に似た病気になることがあります。放置すると骨が吸収し、インプラントを失う原因となります。

 インプラント


生活圏で通える歯科医院を選ぶことが重要
インプラントは一度入れて終わりではなく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
だからこそ、自宅や職場から無理なく通える「生活圏」で治療を受けることが大切です。遠方の医院を選んでしまうと、通院が負担になりメンテナンスを中断してしまうリスクがあります。

 

他の歯との兼ね合いも考える必要がある
インプラントは単独で機能するだけではなく、隣の歯や噛み合わせとも深く関わっています。
他の歯に治療が必要になった場合、インプラントの清掃性や噛み合わせに影響が出ることもあります。お口全体を考えた治療計画が、インプラントを長持ちさせるためのポイントです。

 

三軒茶屋でインプラント治療とメンテナンス
曽我歯科医院三軒茶屋では、インプラントの埋入手術だけでなく、その後のメンテナンスや他の歯との調和を考えた総合的な治療を行っています。
三軒茶屋を中心に、上馬・野沢エリアからも多くの患者さんにご来院いただいており、土日診療にも対応しているため、平日お忙しい方にも安心です。

 

まとめ
インプラントは「入れてからが大事」です。
生活圏で通いやすい歯科医院を選び、他の歯とのバランスを考えながらメンテナンスを続けることで、インプラントを長く健康に保つことができます。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.09.10更新

インプラント治療において大切なのは、人工歯根を正確な位置に埋入することです。位置や角度がわずかにずれるだけで、噛み合わせや神経・血管に影響が出る可能性があります。そのため、治療をより安全で精密に行うための工夫が欠かせません。
近年、多くの歯科医院で導入されているのがコンピューターガイドシステムです。曽我歯科医院三軒茶屋でも活用しており、最新技術と臨床経験を組み合わせることで、患者さんに安心していただける治療を心がけています。

コンピューターガイド


コンピューターガイドの仕組み
コンピューターガイドは、CT撮影で得られた立体的なデータをもとに、専用ソフトでインプラントの埋入位置をシミュレーションし、計画通りに手術ができるようサポートするシステムです。
実際の治療では、事前に作製したガイドを装着し、その穴に沿ってドリルを進めることで、計画した角度や深さを再現します。これにより、
・神経や血管を避けやすい
・骨の厚みや幅に合わせやすい
・手術の精度が高まりやすい
といったメリットが期待できます。三軒茶屋周辺でインプラントを検討している方にとっても、ガイドを用いた治療は安全性を高める選択肢の一つといえるでしょう。


ガイドは便利だが万能ではない
ただし、コンピューターガイドを使えばすべての症例に対応できるわけではありません。
骨質や骨量が十分でない場合、あるいは骨造成を併用する場合には、シミュレーション通りに進めるのが難しいこともあります。特に、
・骨が柔らかい
・骨の高さや幅が不足している
・サイナスリフトやGBR(骨造成)が必要なケース
といった状況では、術中に実際の骨の感触を確認しながら手術を進める対応が求められます。
つまり、コンピューターガイドは有効な補助ツールである一方、歯科医師の経験と判断力も欠かせないということです。


治療を検討する際の視点
三軒茶屋でインプラント治療を検討する方にとって大切なのは、「設備があるかどうか」だけで判断するのではなく、
・CTによる十分な検査が行われるか
・治療計画がわかりやすく説明されるか
・想定外の事態にも対応できる体制があるか
といった点を確認することです。最新技術の恩恵を受けつつ、経験を踏まえた対応ができるかどうかが、治療の安心につながります。


まとめ
インプラント治療は、人工歯根をいかに正確に埋入するかが成功の鍵です。コンピューターガイドはその精度を高める有効な方法であり、三軒茶屋でインプラントを検討される方にとっても心強い選択肢です。
一方で、骨の状態によってはガイドだけに頼ることはできず、経験をもとにした判断や調整も重要です。患者さんご自身にとって適切な治療を受けるためには、技術と経験の両方をバランスよく備えた環境を選ぶことが大切です。


曽我歯科医院三軒茶屋では、CTによる精密な検査とコンピューターガイドを活用しながら、長期的に安定したインプラント治療を目指しています。三軒茶屋でインプラントをご検討中の方は、どうぞお気軽にご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.08.31更新

インプラント治療は「第二の永久歯」とも呼ばれる大切な治療です。長期的に快適に使っていくためには、信頼できる歯科医院選びが欠かせません。ここでは、三軒茶屋でインプラント治療を検討している方に向けて、歯医者選びのポイントをご紹介します。


1. 通いやすさとアフターフォロー体制
インプラントは手術をして終わりではなく、その後のメンテナンスが非常に重要です。実際に当院にも、遠方でインプラントを入れたものの通院が続かず、メンテナンス先を探して来院される患者さんが多くいらっしゃいます。

定期的なチェックやクリーニングを受けられないとトラブルの原因にもなるため、無理なく通える三軒茶屋周辺の歯科医院を選ぶことが大切です。

 

2. 担当医が変わらない安心感
インプラント治療は、カウンセリング・オペ・メンテナンスまで一貫して同じ歯科医師が担当するかどうかで安心感が変わります。
当院では、院長がすべてのプロセスを直接対応しています。治療の経過をよく理解している担当医がずっと見守ることで、不安や疑問があっても気軽に相談できる環境を整えています。

担当医が変わらない

 

3. メンテナンス体制について
三軒茶屋には多くの歯科医院がありますが、インプラントは特に専門性の高い分野です。治療後のメンテナンス体制が整っているかどうかを確認しておくと安心です。
例えば、担当医が治療のプロセスを一貫して見守ってくれるか、長期的にフォローしてくれるかどうかは、インプラントを長持ちさせるうえで重要なポイントになります。

 

まとめ
インプラント治療を受ける際は、
・通いやすい立地にあること
メンテナンスまで一貫して対応できること
・担当医が変わらず安心できること
これらのポイントを意識して歯医者を選ぶと、治療後も安心して通い続けることができます。

三軒茶屋でインプラント治療や歯科医院をお探しの方は、どうぞお気軽にご相談ください。地域に根ざした歯科医院として、皆さまのお口の健康を長くサポートしてまいります。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.08.29更新

インプラント治療と聞くと、「歯を1本失ったら、インプラントも1本必要」と思われる方が多いのではないでしょうか。
しかし実際には、必ずしも失った歯の本数分のインプラントを埋め込む必要はありません。

インプラントとブリッジの組み合わせ
インプラントは「人工の歯の根」として骨と強固に結合します。
その特性を活かし、複数の人工歯をインプラントで支えるブリッジ形式の治療が可能です。
たとえば奥歯を3本まとめて失った場合。
「3本失ったから3本のインプラントが必要」と考えがちですが、両端に2本のインプラントを埋入し、その上に3本分の人工歯を固定できるケースもあります。

 

3本のインプラントで治療した場合
インプラント3本

インプラントブリッジにした場合

インプラント2本

 

ブリッジにすることにより

・外科処置の負担を軽減できる
・治療費を抑えられる可能性がある
といったメリットが得られる場合があります。

 

インプラントの本数はお口の状況やご相談で決まります
実際に必要となるインプラントの本数は、顎の骨の状態・噛み合わせ・残っている歯の位置などによって変わります。
さらに、治療方法を選ぶ際には患者さまのご希望やライフスタイルも考慮する必要があります。
つまり、「歯を失った本数=インプラント本数」という単純な関係ではなく、お口の状況と患者さまとのご相談を踏まえて総合的に判断することが大切です。
曽我歯科医院三軒茶屋では、歯科用CTを用いた精密な検査と丁寧なカウンセリングを行い、安心して治療を進めていただけるようサポートしています。

 

曽我歯科医院三軒茶屋の取り組み
曽我歯科医院三軒茶屋の歯科医師は、20年以上にわたりインプラント治療に取り組んできました。
また、当院は開院19年目を迎え、地域に根ざした診療と豊富な臨床経験をもとに、確かなインプラント治療をご提供しています。
治療にあたっては「本数を減らすこと」自体が目的ではなく、
・長期的に安定すること
・快適に噛めること
・生活背景に合った治療であること
を重視し、最も適切なプランをご提案しています。

 

まとめ
インプラント治療は、必ずしも失った歯の本数分が必要ではありません。
骨の状態や噛み合わせ、そして患者さまのご希望を踏まえて総合的に判断し、最も適切な治療方法を選ぶことが重要です。
「三軒茶屋でインプラント治療を検討しているが、本数や費用が不安」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
曽我歯科医院三軒茶屋では、CTによる精密な検査と丁寧なカウンセリングを通じて、安心できるインプラント治療をご提供しています。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.08.27更新

三軒茶屋の歯科医院が解説する歯科インプラントの進化
「インプラント」という言葉は今では一般的になりましたが、その歴史は意外と長く、さまざまな素材が試されてきました。現在ではチタン製インプラントが世界中でスタンダードとなっています。その理由を、歴史をたどりながら解説します。


古代文明のインプラント
紀元前のマヤ文明では、貝殻や石を歯に埋め込んだ痕跡が見つかっています。審美的な意味合いが強かったと考えられています。


近代ヨーロッパの試み
18〜19世紀には、金・銀・象牙などを歯の代わりに埋め込む実験が行われましたが、長期間安定して機能することはありませんでした。


チタンインプラントの誕生
1952年、スウェーデンのブローネマルク教授が、チタンと骨が強固に結合する現象(オッセオインテグレーション)を偶然発見しました。
これにより、チタンは生体に馴染み、骨と一体化する唯一無二の金属であることが判明しました。


なぜチタンが選ばれ続けているのか
・生体親和性が高い
 アレルギー反応が少なく、体にとって異物として拒絶されにくい。
・骨と結合する(オッセオインテグレーション)
 長期間安定して噛む力を支えられる。
・強度と軽さのバランス
 丈夫で折れにくく、日常生活で違和感を感じにくい。
・長期実績がある
 半世紀以上の臨床データがあり、信頼性が確立している。

 

現代のインプラント治療
現在、世界中のインプラントメーカーは基本的にチタンを採用しています。
さらに、表面処理技術の進化により、骨との結合スピードが速くなり、治療期間も短縮されてきました。
三軒茶屋の曽我歯科医院でも、長期安定性と安全性を重視してチタン製インプラントを使用しています。


まとめ
インプラントの歴史は「試行錯誤の繰り返し」でした。貝殻や象牙から始まり、最終的に選ばれたのはチタン。
理由はシンプルで、「体に馴染み、長持ちするから」です。
当院の歯科医師はインプラント治療に20年以上の経験があります。安心してインプラント治療を受けたい方は、ぜひ三軒茶屋の曽我歯科医院三軒茶屋までご相談ください。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.08.22更新

失った歯を補う2つの代表的な方法


虫歯や歯周病、事故などで歯を失ったとき、**「インプラント」と「ブリッジ」**は代表的な治療方法です。


どちらも見た目や噛む機能を回復できますが、それぞれにメリット・デメリットがあり、患者さんの口腔内の状態や希望によって適した治療が異なります。

 

インプラントとは
インプラント治療は、あごの骨に人工の歯根(チタン製のネジ)を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。
天然の歯に近い噛み心地を得られることが特徴です。


インプラントのメリット
・健康な歯を削らずに治療できる
・見た目が自然で審美性が高い
・噛む力が天然歯に近く、食事を楽しめる
・適切なケアをすれば長期的に使用可能


インプラントのデメリット
・外科手術が必要になる
・治療期間が比較的長い(数ヶ月〜半年)
・保険適用外(自由診療)のため費用が高め

 

ブリッジとは
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って土台にし、連結した人工の歯を橋のようにかける治療法です。
比較的短期間で治療できるのが特徴です。


ブリッジのメリット
・比較的短期間で治療が完了
・保険が適用できる場合がある
・外科手術が不要

 

ブリッジのデメリット
・健康な歯を削る必要がある
・支えとなる歯に負担がかかる
・土台の歯がむし歯・歯周病になるとやり直しが必要

どちらを選ぶべき?
1本だけ歯を失い、周囲の歯が健康な場合 → インプラントに利点が多い
複数の歯をまとめて補いたい、外科手術に抵抗がある → ブリッジも選択肢
ただし、骨の状態や全身の健康状態、費用面などによって適した治療は変わります。


「インプラントとブリッジ、どちらが自分に合うか知りたい」という方は、まずは歯科医院でご相談ください。


まとめ
インプラントとブリッジにはそれぞれメリット・デメリットがあり、一概にどちらが優れているとは言えません。
三軒茶屋の曽我歯科医院では、患者さんのお口の状態・ライフスタイル・ご希望に合わせて最適な治療をご提案しています。

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.08.19更新

1. 奥歯は「かむ力」を支える要の歯
奥歯は食べ物をすりつぶす役割を担い、前歯に比べて大きなかむ力を受け止めています。
この奥歯を失ったままにすると、残っている歯に過剰な力がかかり、全体のバランスが崩れてしまいます。


2. 欠損を放置すると起こる問題
奥歯がない状態を放置すると、次のようなトラブルが起こります。
・他の歯の負担増加
 本来は奥歯で受ける力を前歯や反対側の歯が代わりに受けるため、摩耗や歯の破折のリスクが高まります。
・かみ合わせの崩れ
 失った歯の両隣が倒れてきたり、かみ合う歯が伸びてきて噛み合わせが不安定になります。
・咀嚼力の低下
 硬い食べ物をかみにくくなり、消化器への負担や栄養バランスの乱れにつながります。
・見た目や発音への影響
 歯が移動することで歯列や口元の形が変わり、発音が不明瞭になることもあります。

3. 奥歯を失った場合の治療法
インプラント:骨に人工歯根を埋め込み、天然の歯に近い機能を回復できます。
ブリッジ:両隣の歯を削って橋渡しする人工歯を装着します。
入れ歯:比較的短期間で治療できる方法です。
患者さんの口腔内の状態やご希望に合わせて選択肢をご提案します。

4. まとめ
奥歯の欠損を「1本くらい大丈夫」と思って放置すると、他の歯やかみ合わせに大きな負担がかかり、さらに歯を失うリスクを高めます。
曽我歯科医院三軒茶屋では、インプラント・ブリッジ・入れ歯まで幅広く対応し、患者さまに合った治療を一緒に考えます。

 

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

2025.08.14更新

こんにちは、三軒茶屋の歯科「曽我歯科医院」です。


インプラントは、失った歯を自然な見た目と噛み心地で回復できる優れた方法のひとつですが、それが唯一の正解というわけではありません。
当院のインプラント相談では、インプラントだけを前提とせず、ブリッジや義歯など他の治療法と比較しながら、それぞれのメリット・デメリットを丁寧にお伝えします。

インプラント相談=即決ではありません
「相談したらすぐに手術日を決めなければならない」
「契約や入金を迫られるのでは」
そんなご不安を耳にすることがありますが、当院では即答や即決を求めることはありません。
治療は一生のお口の健康に関わる大きな選択です。十分に時間をかけてご検討いただくことを大切にしています。

当院の相談スタンス
インプラントありきではなく、複数の選択肢をフラットに提示
治療方法・費用・期間・リスクをわかりやすく説明
ご自宅でじっくり検討いただくための資料をお渡し


相談だけで終わってもOK
三軒茶屋でインプラント相談をお考えの方へ
治療の方向性は人それぞれです。大切なのは、情報を集め、自分にとって納得できる方法を選ぶこと。
曽我歯科医院では、相談したからといってすぐに治療方針を決めなければならないということはありません。
安心して、お気軽にお問い合わせください。

 

曽我達彦 院長

この記事の執筆・監修

曽我歯科医院三軒茶屋
院長 曽我 達彦(そが たつひこ)

日本大学松戸歯学部卒業。
東京歯科大学千葉病院にて歯科臨床研修医修了後、大手医療法人グループに勤務(分院長・理事を歴任)。
2006年に「曽我歯科医院三軒茶屋」を開院。
予防歯科・一般歯科・審美歯科・インプラント治療を4軸に、地域に根ざした包括的診療を行っている。

所属学会:
・日本口腔インプラント学会
・日本顎咬合学会

投稿者: 曽我歯科医院三軒茶屋

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