三軒茶屋の歯科医院が解説する歯科インプラントの進化
「インプラント」という言葉は今では一般的になりましたが、その歴史は意外と長く、さまざまな素材が試されてきました。現在ではチタン製インプラントが世界中でスタンダードとなっています。その理由を、歴史をたどりながら解説します。
古代文明のインプラント
紀元前のマヤ文明では、貝殻や石を歯に埋め込んだ痕跡が見つかっています。審美的な意味合いが強かったと考えられています。
近代ヨーロッパの試み
18〜19世紀には、金・銀・象牙などを歯の代わりに埋め込む実験が行われましたが、長期間安定して機能することはありませんでした。
チタンインプラントの誕生
1952年、スウェーデンのブローネマルク教授が、チタンと骨が強固に結合する現象(オッセオインテグレーション)を偶然発見しました。
これにより、チタンは生体に馴染み、骨と一体化する唯一無二の金属であることが判明しました。
なぜチタンが選ばれ続けているのか
・生体親和性が高い
アレルギー反応が少なく、体にとって異物として拒絶されにくい。
・骨と結合する(オッセオインテグレーション)
長期間安定して噛む力を支えられる。
・強度と軽さのバランス
丈夫で折れにくく、日常生活で違和感を感じにくい。
・長期実績がある
半世紀以上の臨床データがあり、信頼性が確立している。
現代のインプラント治療
現在、世界中のインプラントメーカーは基本的にチタンを採用しています。
さらに、表面処理技術の進化により、骨との結合スピードが速くなり、治療期間も短縮されてきました。
三軒茶屋の曽我歯科医院でも、長期安定性と安全性を重視してチタン製インプラントを使用しています。
まとめ
インプラントの歴史は「試行錯誤の繰り返し」でした。貝殻や象牙から始まり、最終的に選ばれたのはチタン。
理由はシンプルで、「体に馴染み、長持ちするから」です。
当院の歯科医師はインプラント治療に20年以上の経験があります。安心してインプラント治療を受けたい方は、ぜひ三軒茶屋の曽我歯科医院三軒茶屋までご相談ください。