通院中の患者さんへ

治療の進め方について

この歯の治療はあと何回かかるの?

歯の治療は程度のより、かかる回数が変わってきます。

● 小さな虫歯
治療は一回で終わります。保険診療の白いプラスチックを詰める治療となります。簡単な処置の場合は複数歯一度に治療することもあります。歯の感じ方によっては小さな虫歯でも麻酔が必要になります。

● 中程度の虫歯
治療は3回程度かかります。ほとんどの場合、麻酔をして治療します。

治療中しみる場合は、型をとったり、歯を装着するときも麻酔をします。

①虫歯をとり、歯を補強するセメントを入れる。
②形を整え、型をとる
③歯を装着する

 

● 大きな虫歯(神経や根に達している)
治療は5、6回かかるります。虫歯が大きいため神経の除去をしたり、また根に虫歯が広がっている場合は歯根の治療をしたりします。治療のステップで痛みを感じるときは麻酔をします。
5、6回は目安となります。前歯や小臼歯等根の構造が比較的単純な場合で根の感染が少ない場合は早く治療が進みますし、奥歯などで根が曲がっている場合などは回数がかかることがあります。詳しくはお尋ねください。

①虫歯や、古いつめもの・被せものなどをとる。必要に応じて神経の治療をする
②〜④歯の根の治療をする
⑤型取りを行う
⑥歯の装着

 

● 特に大きな虫歯
特に大きな虫歯、深い虫歯は抜歯となる場合があります。抜歯後はインプラント、ブリッジ、義歯、移植、矯正などさまざまな方法があります。それぞれの治療のメリット、ディメリットをご説明します。その中で最適な方法をご相談します。

 

ほかの歯も一緒にしてほしい
効率的に治療を進めるため、複数の歯を一度に治療することも可能です。しかしながら、上下や、左右を一度に治療すると、本来の噛み合わせが狂ったり、治療中に食事ができなくなったりと、不便が生じることがあります。

歯の治療は本来の噛み合わせを残しながら、治療することが多いため、無理のない範囲で、効率的にすすめます。

 

一回の時間を長時間でもいいのでまとめて進めてほしい
治療の時間についてはご相談させていただき、ご希望に沿ったかたちをとることが可能です。

一度の時間を多くとるとその分、効率的に治療が進む場合は、そのようにすることもできます。
※ 初診時は治療内容が不明のため、長時間のアポイントは承っておりません。
※ また、極端に長時間(数時間)のアポイントは顎がつかれてしまい、

治療にならないことがありますので治療内容をご説明の上、アポイントを設定いたします。

※ 患者様のご希望で長時間のアポイントをとる場合はデポジットを頂くことがあります。
※ 長時間アポイントをキャンセルされた場合はキャンセルチャージを頂くことがあります。
※ 長時間アポイントの場合、当院の予約状況によっては、ある程度お待ち頂くことがあります。

 

時間に余裕があるので毎日でも通院してもいいか
毎日通院された方が、効率的に治療が進む場合は、そのようなアポイントをとることも可能です。

※ 初診時は治療内容が不明のため、連続でのアポイントは承っておりません。
※ 歯の治りを確認する日数が必要な場合は連続でアポイントはとれないこともあります。

また、型取りをしたものの制作のため、お時間を頂く際も連続でアポイントはとれないことがあります。

治療内容をご説明の上、アポイントを設定いたします。

※ 連続アポイントの場合、当院の予約状況によっては、ある程度お待ち頂くことがあります。

治療の中断について

しばらく通ってなかったのですが、怒られますか?
やむを得ぬご事情があったかと思われます。

私たちはあなたの歯が心配です。決して怒ったりしませんので、引き続きご相談下さい

 

治療中断して行きづらいのですが…
ご自身の判断で治療を中断された場合は、お気づきになった時点でご連絡ください。

過去のカルテに治療の記録は残っていますので、現在の状態を診査した上で、今後の最適な治療をご提案いたします。

 

うっかり前回の治療から3ヶ月たってしまった
お気づきになった時点でご連絡ください。

治療内容やそのときのお時間によって、予定の処置をどうするかご相談させてください。

前回の治療内容は次回の予約までを想定した内容となっております。

治療中の歯を長期間、放置されると悪化することが多いため、まずご予約の上、ご来院ください。

 

○虫歯の治療(詰め物、被せもの)の場合
虫歯の治療途中の状態は仮詰めとなっている場合が多く、仮詰めの材料の種類にもよりますが、長期間使用は想定していません。放置された場合、治療前より悪化してしまう可能性も出てきますので、気づいた時点でお早めにご連絡ください。

 

○歯根の治療の場合
歯根の治療の放置は治療前よりも悪化することがあります。「痛みがひいた」、「今は痛くない」といっても、途中の場合は気づかれた時点でご連絡ください。

 

○インプラントの場合
インプラントは治療が長期にわたることが多い治療です。治療の中断をお考えの際は、まず、ご相談ください。

中断される期間や、時期が適切であれば、治療に影響はありません。しかしながら、ご自身での判断で治療を中断されると、途中まで進んだ治療がやり直しになったり、想定よりも治療期間や費用がかかる可能性があります。

 

○仮歯の場合
仮歯は、使用を繰り返していると徐々にすり減ってきます。

想定されている期間よりも長く仮歯を使った場合、すり減った分歯が動いたり、噛み合わせが変わってしまうことがあります。

ご自身での判断で治療を中断されると、途中まで進んだ治療がやり直しになったり、想定よりも治療期間や費用がかかる可能性があります。


○歯周治療の場合
歯周治療は慢性的に進行することが多いため、痛みがなくても、治療が必要な場合があります。

ご自身での判断で治療を中断されると、途中まで進んだ治療がやり直しになったり、想定よりも治療期間や費用がかかる可能性があります。

レントゲンについて

被曝が心配
歯の中の状態等を正確に診査するため、必要な場合、歯科治療ではレントゲンを撮影します。歯科のレントゲンは集団検診で撮影する胃のレントゲン写真1枚のおよそ100~400分の1、自然界から1年間に受ける放射線のおよそ40~100分の1程度です。このことから、歯科医院で撮影するレントゲン写真の安全性は高いといえます。

 

治療中何回も同じ歯のレントゲンを撮るのはなぜ?
目で見えない箇所の治り具合などの確認のため、必要に応じて、歯科でレントゲンは複数回撮影することがあります。特に根の治療等はレントゲンでしか見えない箇所を0.1mm単位での治療を行うため、うまくいっているかを治療の都度、確認することがあります。

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